三拍子の曲を聞くと気分が落ち着きませんか?
 現代音楽で流れている曲の拍子は4拍子が多いです。日本人は西洋音楽が入ってくる前から4拍子の曲に慣れ親しんでいるため、違和感なく聞いたり受け止めたりすることができます。しかし、慣れ親しんでいないはずの3拍子の曲を聞くとなぜか優雅で穏やかな気持ちになります。人によっては落ち着くという方もいるでしょう。ちゃぬまるもそうです。

 今回は3拍子かつ20世紀最大のバンドと言っても過言ではない『ビートルズ』から3拍子の曲をテーマとして紹介していきます。200を超える曲を世に発表していますが、その中には3拍子の曲がいくつかあるので、その中には『ここなごになる!』という曲もあるかもしれません!

1.本記事の内容とわかっていただけること

  • 3拍子とは何?
  • 3拍子がなぜかリラックスする理由とは!?
  • ビートルズの曲には意外と3拍子ものがあった!
  • 2.記事の根拠
     執筆:ちゃぬまるです。
     小学校1年生の時から高校卒業までピアノを習っていました。約12年くらいです。4拍子の曲を弾くことが多かったのですが、時折3拍子の曲に出会うとなぜか落ち着いたり、体がリズミカルになって弾くということが多かったです。それは今回の記事でお伝えすることが理由となっています。

     それと併せて今回の記事ではビートルズがメインとなりますが、私は中学校の英語の授業で担当の先生が英語に慣れてもらうという理由からビートルズの曲を授業の最初に必ず聞かせてくださいました。元々ちゃぬまるの父親がビートルズ世代だったこともあって、ちゃぬまるが幼少期の頃にレコードとかで曲を流していたんだと思いますが、耳に残っていることもあって違和感なく聞くことができました。
     そのため、中学の時からビートルズを好きになってはまってしまいました。
     それが高じてビートルズの生まれた国であるイギリスに行きたいと思い、実際にイギリスに10年間の間に4回もおとずれたという筋金入りのビートルズ好きです。

     今回は3拍子とビートルズを掛け合わせたものをテーマに、みなさんにここなごになっていただければと思います。

    【1】3拍子について学ぼう!

    音楽記号

    1.3拍子とは何?

     みなさん、3拍子と聞いてこうだ!と説明することができますか?
     3拍子は4分の3拍子という拍を表すもので、楽譜で表すと1小節に四分音符の長さが3つ入るものがそうです。手拍子で言うならば、タンと鳴らすのが四分音符の長さだと思っていただいて良いと思います。指揮で表すと下記図のようになると思ってください。

     3拍子の曲を聞いて受けるリズムは『タンタンタン!』という感じです。このタンタンタンをいくつもつなげていくと一つの3拍子の曲になります。

    2.3拍子によって受ける感情とは!?

     曲調によりけりですが、人は穏やかな音楽を聴くと自律神経において副交感神経が優位に働くようになってリラックス状態になります。これは学術論文として発表されているものがあります。論文の中で2拍子/3拍子/4拍子の曲を聞いた被験者の自律神経における副交感神経の働き度合いを調査したものがあるのです。
    いずれの拍子でも副交感神経が優位になったが、3拍子はほかの拍に比べて副交感神経がより優位になったと調査報告されています。3拍子は2、4拍子に比べ、副交感神経の活動を促進させる特徴をもち、生体調整に与える効果が大きいと考えられるとあります。

    【2】ビートルズの3拍子の曲を紹介していく

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    1.A Taste of Honey / テイスト・オブ・ハニー

     作詞:Ric Marlow、作曲:Bobby Scott


     ビートルズのオリジナルアルバムのうち、一番最初に発表された『Please Please Me』の11曲目に収録されています。
     A taste of honey…の駆け出しから始まり、終始三拍子の曲調三拍子で曲は始まりますが、サビの部分は三拍子ではなく四拍子に変わります。初期のビートルズの曲によくあるラブソングの類ですが、マイナー調かつスローテンポなので落ち着いて聞くことができます。リードボーカルはちゃぬまるの好きなポールマッカートニーがつとめているので更にグッドです(笑:個人的感想)
     作詞作曲ともにビートルズオリジナルではなくカバー曲ですが、デビュー作のアルバムにしては完成度の高いバラードとなっています。ビートルズを初めて聞いてみようかな!?と思う人にとってはちょっと手に取りにくいアルバムかもしれませんが、それでもこのアルバムには初期の代表作である『Please Please Me』とか『Love Me Do』とかありますし、何よりデビュー作なので味わってほしい一枚です。

     個人的な見解ですが、この曲は午前よりは午後、晴れた日よりは薄暗い曇った日もしくは雨の日などに聞いてもらうと良いと思います。

    2.Norwegian Wood / ノーウェジアン・ウッド

     作詞作曲:Lennon – McCartney


     ビートルズのオリジナルアルバムのうち、6番目に発表された『Rubber Soul』の2曲目に収録されています。
     リードボーカルはジョンレノンがつとめています。
     出だしからインドの民族楽器である『シタール』の演奏が前面に押し出されており、初期のビートルズの作風からかなり変わったなというイメージを受けることができます。インド独特の曲調ではありますが、終始三拍子なのでリズムとしては落ち着いて聞くことができる曲だと思います。
     歌詞としては、当時のジョンレノンの女性関係(浮気)を意味しているとも言われる内容になっていますが、今回は歌詞の内容は横に置いておいて、曲の雰囲気を楽しんでいただけたらと思います。

    3.Lucy in the Sky with Diamonds / ルーシー・イン・ザ・スカイ・ウィズ・ダイアモンズ

     作詞作曲:Lennon – McCartney


     ビートルズのオリジナルアルバムのうち、8番目に発表された『Sgt. Pepper’s Lonely Hearts Club Band』の3曲目に収録されています。
     リードボーカルはジョンレノンがつとめていますが、エフェクターをかけた声のため不思議な感じをうける作品です。
     ビートルズの中期くらいからサイケデリックな作風が増えてきますが、これもその一つです。終始三拍子というわけではなく、メロは三拍子でサビは四拍子という変わった曲です。
     サビ部分はオーソドックスなイメージをうけますが、メロ部分は終始不思議ふわふわした空を浮かんでいるようなイメージを受ける曲です。

     曲の元となったのは、ジョンレノンと最初の妻であるシンシアとの息子ジュリアンレノンが保育園で描いた絵だと言われています。

    4.She’s Leaving Home / シーズ・リーヴィング・ホーム

     作詞作曲:Lennon – McCartney


     ビートルズのオリジナルアルバムのうち、8番目に発表された『Sgt. Pepper’s Lonely Hearts Club Band』の6曲目に収録されています。
     リードボーカルはポールマッカートニーがつとめています。
     ロックバンドのメイン楽器であるギターやドラムではなく、弦楽器などのストリングスが前面に押し出されている作品です。
     当時のデイリーミラー紙に掲載されていた家出した少女をもとにして書いた作品で、ポールの特徴である優しい声質と終始三拍子の曲調が相まって不思議かつ落ち着く一品となっています。

     今回紹介した三拍子の曲の中でちゃぬまるが一番好きな曲ですので、みなさんにもぜひ聞いていただきたいと思っています。

    5.Long, Long, Long / ロング・ロング・ロング

     作詞作曲:Harrison


     ビートルズのオリジナルアルバムのうち、10番目に発表された『The Beatles “White Album”』の2枚組CDのうち、2枚目の7曲目に収録されています。
     リードボーカルはジョージハリソンがつとめています。
     ポールのオルガン、リンゴのドラム、ジョージのアコースティックギターで演奏されていますが、ジョンはこの曲には参加していません。
     終始三拍子で穏やかなんですが、サビのところは演奏もボーカルも力強くなってインパクトのある作品です。メロのところが落ち着くポイントですね。

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