会社に勤務しているサラリーマンであれば、もっと給料が欲しい!
とか、出世して偉くなって認められたい!と思うことが多いと思います。

 しかし世間一般的に思われることは、『私はこんなに頑張っているのに!』、
『努力しているのに評価されない!』、『なぜ!?』です。

 会社側がちゃんと見てくれていないのではないか?上司の目は節穴か?
と思わずにはいられませんが、その理由を当記事で皆さんと一緒にひも解いていきたいと思います。

 そのうえで、みなさん自身がこれからどのように人生を送っていくかを考えてみていただくキッカケとなれば幸いです。

1.本記事の内容とわかっていただけること

  • 雇う側と雇われる側で食い違う理由が分かる
  • 給与の仕組みが改めて理解できる
  • 人事評価が定量的にできない理由がわかる
  • 昇進する人、しない人の違いがわかる
  • 2.記事の根拠
     執筆:ちゃぬまるです。
     氷河期世代として社会人となり、いくつか転職を経て現在の会社に10年以上勤務しています。
     部門としては今配属されているところが2部門目となり、今の部門でようやく役職を会社からいただくことができました。
     最初に所属していた部門では役職の付いた上のクラスの人たちがひしめきあっていたので、役職がつくことは半ばあきらめていました。
     現在配属している部門は人員が少ないうえ、役職が付いたものが一人しかおらず、会社の役職としてはその下に2つ役職が空いている状態だったので役職をもらえるように努力していました。
     製造業なので、新製品の開発プロジェクトに参画して結果を残せば、人事評価につながりやすいと周りの人からも言われていましたし、上司からも言われていたので、それに沿うように業務にあたってきました。

     ちゃぬまるの上司は上司らしからぬ人物で、他部門との調整役が満足にできないばかりか、上司自身が持っている案件でさえ不十分な状態で対応して、それをちゃぬまるなどの部下や関連する他部門などに丸投げするため、いわゆる『尻ぬぐい』や『後処理』をよくしたもんです。
     時には不十分な状態で開発プロジェクトをした上司の案件が客先への欠品につながりそうになったことが3年間のなかで3回あり、それを部下であるちゃぬまるがなんとか他部門と連携して助けてもらいながら欠品回避したこともあります。
     他部門や取引先相手から「ちゃぬまるが早く出世して、その部門のトップになればよいのに!」と言われることが多いのですが、やっと一番下のクラスの役職が付いただけで、そこからなかなか前進しません。
     その理由を当記事で一緒にひも解いていきたいと思います。

    【1】給料の仕組みを再認識しよう!

    ビジネスまなぶ

    1.給料の正体は元気に回復させる素だった

     他の記事でも紹介してきましたのでおさらいとなります。
     勤務先の会社や組織からもらえる給料は、明日から再び元気に働いてもらえるように回復するための『必要経費』にすぎません。

     ちゃぬまる自身がそうでしたし、ちゃぬまるの親もそうでしたし、ちゃぬまるが勤めてきた会社(数社転職等で経験しています)に所属していた方々が口々に言っていたのは、「これだけ頑張って働いたから、お給料をいただけた!」でした。まるで頑張った分に対するご褒美のような考え方です。
     資本主義社会のサラリーマン(労働者)の立ち位置で生き抜く以上は知っておいていただきたいのですが、給料は本当の意味は『会社にとっての働き手である労働者が明日から再び元気に働いてもらえるように回復させる手段』に過ぎません。

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    2.給料には相場がある

     これは何となく分かっていただけると思いますが、職種や業務内容および立ち位置によって給料の額は差があります。また、会社の規模によっても同じ職種でも差が生まれます。
     これについても他記事で紹介してきましたが、給料は製品やサービスと原価構造的に同じように考えられており、様々な項目の積み上げが給料の額として算出されているわけです。
     また職種によっては、そのポジションになるために国家資格を取る必要があったり、特別な大学や学会で長期間にわたって世間一般的に難しいと思われる勉強をしないとなれなかったり色々あります。逆に余程の特別な事情が無い限り誰でも簡単にできる職種もあります。
     それらが一律同じ給料だとしたらどうですか?誰でも簡単にできる職種に就こうとして、難しい方は選択しませんよね?だから、この部分に差を設けているのです。
     ですから、例えば高給取りのイメージのある総合病院などに勤めているお医者さんを例にとると、「私はボランティア方針で働いているため、少ない給料で良い」といっても、その病院で決められた労働対価としての給料が支払われるわけです。
     逆に簡単な仕事をしているうえで、お医者さんと同じかそれ以上の月給をもらいたい!と思ったとしてももらえるわけが無いということです。

    3.給料をたくさん手に入れるには?

     現状のポジションにいるなかで給料をたくさん手に入れるには、時間外労働(いわゆる残業)で稼ぐのが手っ取り早いです。ばりばり仕事をこなして会社に認められて役職がついて上の地位にのぼるのも手でしょう。
     それから今以上の給料が手に入る会社へ転職するというのも手といえます。

     いずれも共通しているのは『労働者』という立ち位置にいるなかでの話です。そのうえ今以上に労働時間を会社側に渡すようになることが多いです。役職があがることによっての責任が重くのしかかることもあるでしょうし、転職して給料が大幅に増えることによって逆に責任と労働時間が重くのしかかることもあります。

     何が言いたいかといいますと、たくさんの給料をもらおうと思ったら、それ相応の対価として労働力を会社側に提供する必要があるということです。サラリーマンとして会社から給料をもらっている以上、楽してたくさんの給料を稼ぐことはできません。

    【2】人事評価についてひも解く

    社員会議

    1.人事評価とは!?

     会社に属している従業員の仕事ぶり(勤務態度や成果)を定められた評価軸で査定し、その従業員に対して給料を増減させたり、組織のなかでどういった地位にさせるかを検討する仕組みであり運用方法です。
     ちゃぬまるの勤務している会社でも人事評価の仕組みがありますが、一定の評価項目があって従業員自身が評価して、それと照らし合わせるように上司や担当の取締役が評価して「最終的に今年のあなたの評価はこれです!」というように査定されて、翌年度からの給料が変わったり昇進したりということが行なわれます。
     部門によって評価の差が無いように、会社の規定で定められた様式にそって定量的に評価する仕組みになっているようです。

     これはまあ、余程のブラック会社でない限りはどこも同じような仕組みで回していると思います。

    2.定量的に行なう評価のハズだが...

     ちゃぬまるは今雇用されている会社において2部門目になりますが、前部門も現在の部門も同じように不満をもっていることといえば、「自分はこれだけしか評価されていないのに、他部門のあの人はたくさん評価されて給料が増えているうえ昇進までしている。この差はなんだ!?」です。

     評価項目自体は一緒なので、部門間で大きく差が出ることは無いと思いたいのですが、そこは査定する人自体が人間なので、一方では辛口であらを探すように減点方式でみて評価を下す上司、もう一方では甘く見て評価する上司というように、どうしても差が出ているようです。

     これは下の者からみるとたまったものではありません。

    3.部下と上司で食い違う評価の理由

     さきほどの部門間での差を紹介しましたが、それはさておき一般的にネタとなることといえば、「部下である私はこれだけ頑張ったのに、上司はさほど評価してくれない!」です。
     これは会社にもよりけりですが、プロセス(勤務姿勢や内容)を重視されるかアウトプット(成果や結果)を重視しているかによっての理由もありますし、評価対象となる仕事を深堀してみているか、俯瞰的にみているかの違いによって起こる場合があります。

     上司や上の立ち位置にいる人は会社や組織をうまく立ち回らせる必要があるので、一般社員と違って気配りや目配りを俯瞰してやる必要がありますし、やっている人が多いです。よって人事評価の査定の場合も評価対象となる部下が「あーだこーだ」言っても、俯瞰して対象となる仕事をみてみると、全体のうちのちょこっとしかできていないかったり、部下がこれだけ良いことをしたんだ!といってもその代わりに会社として損失していることがあって、その内容が無視できないものだったりすると、部下がどれだけ良い評価をしてくれと言ってきても逆に悪い評価をしなければならないことだってあります。

    4.昇進する人、しない人の違いとは?

     一言でいうと、昇進させようと思う人事権をもっている上司や上の人間に目に留まれるかによると思います。
     会社は色々な人の集まりで運営されていますが、人で運営されている以上は避けて通れないのが寿命です。どれだけすごい仕事ぶりをする人でも偉人でも、いつかはこの世から亡くなってしまいます。会社を存続させようと思ったら、現在の経営者や管理監督者以上の人材を発掘して育てて後継者を残さなければなりません。そのためにたくさんいる従業員の中からふるいにかけてより良い人材を会社の中枢に残すような動きをしているわけです。

     会社の方針に沿う事、会社にとって問題行動を起こさない事、色々な事案があった際に最適な決断ができる事、これらが最低限備わっていないと上には行けないという事です。

    【3】出世コースに乗るか、降りるか

    未来へ

    1.自分は出世すべきか、否かを考えておく

     ここからは会社にずっと勤めたうえで、上のポジションへ進みたいという希望を持っている方は読み進めてください。逆にいまいるポジションで良かったり、会社一筋の人生を送りたくないという人は、この際は読まないでください。その代わりに上のポジションへは進めたくないが別の道を進んで今以上の収入を得たり資産を作りたいという人は別記事を読むことをおすすめします。※その記事は後日アップすることにします。

     最初に言っておきますが、会社の中で上のポジションへ進むという事は、より会社人間になるということを認識してください。平社員の一つすぐうえの役職に昇進するだけでよいという方も、会社一筋の人生を送りたくないという人に近い考えなので、この先は読まないことをおすすめします。

     どんどん昇進して会社の中枢のポジションになるにつれ、重要な運営情報だったり意思決定をする場面が出てきます。平社員では、上からの方針や指示によってどちらの方向へ進むべきかハンドルを握られている状態でしたが、中枢ポジションになればある程度自分で方向性を作ることができるようになります。権限も渡されますし周りから一目置かれる存在にもなりますし給料自体も役職手当等が加算されて増えていきます。その代わり責任が重くなっていきますし、会社で一大事があった場合は労働者ではなく会社側の人間として対処しなければならない場面に遭遇することもあります。(←場合によっては面倒くさいことがある)

     これらを踏まえて、自分は昇進する道を進みたい!と思えば、その方向へ向けて努力するスタートをきりましょう。

    2.会社に好かれる人間になる

     当記事の項目【2】-4.でも触れましたが、「会社の方針に沿う事、会社にとって問題行動を起こさない事、色々な事案があった際に最適な決断ができる事」に沿うようにして、人事権をもつ人から好かれるように会社生活を送るように心がけてください。どうしても最終的には人としての感情が入りますから、嫌いな部下や下の人間を「昇進させてやろう」と思うよりは「昇進させてたくない」と思ってしまう方が普通です。
     良い成績を残したりするなどで良いイメージで目立つことは良いですが、例えば自分からみて嫌いな上司がいたとして、その上司よりもまっとうな意見を持っていたとしても、ケンカ腰でその上司とぶつかるということは避けてください。自分が思った以上に周囲の人間は見ていますし、たとえまっとうな意見で上司に物申していたとしても、会社の中枢からは『面倒な人間』と敬遠される可能性があります。

     あまり笑えない話ですが、ちゃぬまるはよく上司にかみついているので、そのあたり周囲に見られていると思います。そんなことから昇進の道から外れているのかなと思ったりします...。

    3.自分がどこまで上り詰めたいかイメージをもつ

     次にスタート位置に立ったら、何歳までにどのポジションにまで登りたいかを逆算して自分のなかで計画を組むようにしましょう。闇雲に進んでもうまくいきません。たとえば、自分がなりたいポジションが今いるポジションから5つ上であれば、何歳までに1つ上に上がって何歳までにその更に1つ上にあがって…を具体的に計画組みすることをお勧めします。

     そうすると、自分は何が足りなくて、そういった勉強や資格を取らなければならないかなど具体的に今なすべきことが見えてきます。

    【4】まとめ

  • 給料は従業員の必要経費(回復手段)です
  • 給料をたくさん入手するには労働時間を延ばすか重い責任を負う必要がある
  • 人事評価する上司も人間だということ
  • 評価は俯瞰して行なわれる
  • 昇進したいならば、会社に好かれる人間になるべし
  • 昇進したいならば、具体的な計画をもつべき
  •  今回の記事で触れた給料や昇進については下記書籍を参考にさせていただきました。
     今まで知らなかった部分が見えて『なるほど!』ってな感じになります。

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