『ブラック会社』についてどう思われますか?
 そんな会社には就職しなければよいとか、就職した会社がブラックだと分かったら辞めればよいという意見もあると思いますが、当の本人となると、そう簡単には辞めたりできないのです。
 そうすると耐えるしかないということになるわけですが、単純に耐えるだけであれば十中八九『うつ病』などのように精神を病むことになって、長期休暇か退職の道へ進むことになると思います。
 耐えて会社に残る理由。それは『収入源』だと思います。
 中には「仕事のために生きるんだ!」というボランティア精神満載の、ちゃぬまるから見れば目的と手段が完全に入れ替わっていて、とても真似できないなという人もいますが、ブラックと分かってもしばらくは会社に残る理由は収入源の確保が要因だと思います。

 他の公的サイトや個人が運営されているサイトなどで、ブラック会社を見抜いて誤って就職しない方法や、ブラック会社でうつなどになったことにより、会社に対して訴える方法などが紹介されていたりしますが、当サイトはあくまで『ここなご生活』を推奨することが目的なので、そちら方面は他サイト様にお任せするとして、ブラック会社で細々とでも生き残る方法を紹介していきたいと思います。

1.本記事の内容とわかっていただけること

  • ブラック会社について理解できる
  • プレッシャーから身を守る方法が分かる
  • 会社の中で自分を守るには自分しかいない
  • 2.記事の根拠
     執筆:ちゃぬまるです。
     現在(2018年時点)の会社に就職してから10年目を過ぎた頃、それまで耐えていた精神が崩壊し、『うつ病』となって約1か月とちょっと休みをとった経験があります。
     会社自体はブラックではないと思いますが(思いたい)、現在配属されている部門はハッキリ言って『ブラック』そのものだと思っています。
     以前は別の部門にいたのですが、そのころから現在所属している部門は『うつ』から長期休暇したり早期退職したりする人が数人いました。それからちゃぬまるが配属されてからは、私自身含めてさらに数名が『うつ』で長期休暇をしました。
     以前の部門にいたころから、異動で絶対に今の部門には行きたくないと思っていましたが、実際に配属されるとやはり自分も陥ったかといった状況です。
     現在は復職して、それなりに業務にあたっていますが、はっきりといって『うつ病』となる以前のような感じで仕事をすることはできません。無理して再び『うつ病』とならないよう、自然にブレーキをかけている自分がいることに気づきます。

     現在21世紀の世の中は、社会でサラリーマンとして働く以上は色々なプレッシャーやストレスにさらされます。ストレスフリーな状態で生活することは非常に難しいと思います。
     ちゃぬまると同じように『うつ病』となって悲しい思いをしないよう、当記事を参考にみなさんの会社や仕事環境における取り組み方や方法などを見直すキッカケとなれば幸いです。

    【1】ブラック会社について理解しましょう!

    まなぶ

    1.ブラック会社とは!?

     ブラック会社またはブラック企業は、きつい労働や違法な労働を労働者に課して精神的ダメージを与えたり、退職に追い込んだりするというものです。

     上記のように会社(企業)に対して貼られる言葉ですが、会社だけではなく会社の組織の特定の部門に対しても、ちゃぬまるとしては使いたい言葉だと思っています。
     なぜならば、会社自体は一見すると普通の会社のように見えて、特定の部門はその部門に所属している方々がとてもつらそうに見えたり、人の出入り(新しい人が入社したと思えばすぐに退職したり)が多かったりがあるからです。またその事実をちゃぬまる自身見てきたうえに、その部門に現在所属しているからです。

     ちなみにブラック会社の特徴としては色々ありますが、特定の部門がブラックの場合は以下が挙げられます。
    ・役員や管理職の責任感の欠如
     ⇒決裁権などの権限を持つかわりに思い責任を負うはずが、責任は末端に押し付けるなど
    ・上層部の自己保身
     ⇒自分の成績や自己保身のために、部下などに責任を押し付けたり、過度なプレッシャーを与えつづけるクラッシャー上司の存在
    などです。

    2.責任を果たさない会社上層部

     ある程度の従業員数があって、複数の部門が設置されている会社であれば部があって課がありますから、部長や課長の役職があります。会社は一つの組織として考えることができますから、取締役などの役員レベルからトップダウンされる会社方針や事業計画に対し、部長は部に大まかな方針や計画を示します。それをもって課長は課に対して、より細かな方針や計画を示すというように段階を経て、末端の従業員にまで周知徹底されるように体制が整っているわけです。
     末端の従業員は業務にあたるなかで、不明な点があれば上司や上層部に対して相談をしますし、自分のできる範疇を超える場合や他部門の上層部に掛け合う必要がある場合などは、上司や上層部に部門間の調整をしていただくようお願いをするわけです。
     末端の従業員は会社方針や計画に従って細かく動く必要がある事に対し、上層部は従業員がスムーズに業務に当たることができるように環境を整えたり配慮したりする必要があります。
     しかしブラックな部門においては、上層部が従業員のために環境を整えたり配慮したりする動きはなかなか見られません

     むしろ、相談してきた部下に対して、まるで『お前がその役目をやれ!』と言わんばかりのプレッシャーを与えて、本来上層部がやる枠割を従業員などの下の者が『やらされる』状態に陥っています。

     上層部がやらない理由は次の理由のどれかです。
     ・面倒くさいからやらない
     ・自分が対応することにより、周囲から敵対されることが嫌(自己保身)
     ・調整や配慮などのスキルもしくは人望を持っていない

     ちゃぬまるの上司はこの3つともが当てはまる方で、本来は上が動くことを現在の部門に配属されてからちゃぬまるが約5年もの間させられ続けました。また他部門の方からも、ちゃぬまるの上司や上層部がやるよりはちゃぬまるがこなした方がスムーズに事が運ぶことが多かったため、暗黙の了解のようにちゃぬまるがやれという雰囲気や言動をされていました。
     上司よりもちゃぬまるの方がうまく立ち回れると他部門などの周囲から評価されていると感じていたので、上層部が本来やる内容をこなすことに対して気持ち的に苦ではなかったとも言えます。
     しかし、業務が多忙になっているなかで上記のように本来ちゃぬまるがする必要のない『上司の役目』をこなしているなかで、上層部の心の無い言葉(ちゃぬまるへの指摘)や態度を受けて、約5年間の精神的疲労がいっぱいとなり、心がぽきりと折れたのを覚えています。それが『うつ』による長期休暇へのキッカケでした。

    3.臭い物にフタをする

     配属されている部門の業務とは別に、部門横断型で『安全衛生』に関わる委員会にちゃぬまるは所属しています。毎月一回委員会のメンバーが集まって、一か月間の安全衛生に関する進捗状況の確認や、年間のイベントや業務計画に関する情報共有などを行なうのですが、その会議で発表されるとある管理指標を見た時に愕然としました。

     『メンタルヘルス』に関する休職者=ゼロ
    メンタルヘルス表説明

     ちゃぬまるが長期休暇から復帰して委員会の会議に出席した際、休暇中に行われていた会議の資料を見返してみると、ゼロとあったのです。私自身が休んでいる事実があるわけですから、1人以上カウントされていないとおかしいにも関わらずゼロと会議資料にはまとめられているのです。
     気になったので、私以外の同じ部門所属の社員がうつで休暇を取ったタイミングを調べてみると、やはりゼロとなっているのです。

     これは明らかに隠していると言えます。
     ちゃぬまるが就職している会社は製造業で、ほかの会社と安全衛生の指標について共有化しているため負の情報として他の会社に知らせたくなかったのだと推測しています。
     ちゃぬまるとしては、私自身が休むことによって、これ以上うつによる休職者を出すことの無いよう、会社として反省とともに再発防止を考えてほしかったのですが、結果が『隠ぺい』です。だから同じ部門で過去から現在に至るまで十数人の休職者や退職者が出るのでしょうね。

    【2】ブラック会社から身を守る方法について

    子どもの騎士

    1.無理なものは無理!

     『無理なものは無理!』
     まずは、この姿勢を貫き通してください。

     一番重要な点です。

     ちゃぬまる自身がうつで休職中に定期的に病院に通っていた際、病院の先生から言われた言葉です。
     「無理なものは無理と貫くようにしてください。それで身も心も壊れてしまったら、回復するのに大変な労力が必要ですし、ひどい場合は元の元気な状態に戻れなくなってしまう可能性だってあります。そうなっても会社は、あなたを元の元気な状態に戻そうとしてくれないでしょう?自分を守れるのは自分しかいません。もっと大切にしてください。これは、私のクリニックに来られる患者さんだけでなく、発症される前の会社勤めでご苦労されている方々へも伝えていきたいことです。」

     ただそうは言っても、『NO!』とはなかなか言えません!
     という人もたくさんいらっしゃると思います。
     今でこそ、ちゃぬまるは休職したことを周囲が知っているので、『無理なものは無理!』と言いますし、周囲もある程度は理解してくれていると思っています。だから言いやすいというのはあると思います。

     日本人は特に顕著ですが、2018年に流行した『忖度(そんたく)』という言葉があるように、自分から見て周囲の関係する人々に対して「これを言ったら機嫌を損ねるだろうか?」、「これを言ったら周囲に迷惑がかかるからやめておこう」とか「これをしたら周囲から嫌われるからダメだな」とか、とにかく周囲に対して気を使いすぎるところがあると思います。

     おそらく、『村社会』特有の気遣いといいますか、心構えが身に沁みついているのだと思います。

     さきほど申し上げた「これを言ったら機嫌を損ねるだろうか?」、「これを言ったら周囲に迷惑がかかるからやめておこう」とか「これをしたら周囲から嫌われるからダメだな」という例ですが、これらに共通しているキーワードは分かりますか?

     『自分の居場所が無くなるのがイヤだ!』です。

     村社会というキーワードに関連して、『村八分』という言葉も聞いたことがある方はいらっしゃると思います。
     村八分というのは、村社会において

    掟や秩序を破った者に対して課される制裁行為であり、一定の地域に居住する住民が結束して交際を絶つこと(共同絶交)である。転じて、地域社会から特定の住民を排斥したり、集団の中で特定のメンバーを排斥(いじめ)したりする行為を指して用いられる。

    以上、Wikipedia(ウィキペディア)より引用

     これを会社の中に置き換えると、自分が所属している部門のなかで煙たがられるとか、自分が勤めている会社に居場所が無くなるとか、仕事を回してもらえなくなって一昔前に使われていた『窓際族』になったりということです。

     上記のようになるのがイヤだから『無理なものは無理!』と言ったり、態度に表したりできないのではなく、そうすることで会社の中で居場所が無くなることによって、継続的にその会社に勤務しづらくなり、いずれは会社を辞めざるをえなくなる。それで失って恐いことは何か?それが『無理なものは無理!』と言えない答えです。

     そう、『収入源』もしくは『稼ぐ場所』を『失う』のが怖いのです。
    恐い理由
     会社が仕事中もプライベートも境が無く、人生の大半が会社に依存しているという人もいるかもしれませんが、ちゃぬまるにとっては『会社は収入を得るところ、プライベートとは別』という考え方なので、極端な言い方をすると会社にいる人に嫌われようが別にどうってことありません。

     この考えはこの後に説明する3.でも登場しますが、『逃げ道をつくっておく』にも通じるところがあります。

     自分のなかで、これ以上は無理だなという線引きを持ってもらって、
     『無理なものは無理!』をまずは試してみてください。

    2.組織を逆にうまくつかう

     日本において世の中に存在している会社(企業)はたくさんあります。大企業や中小企業など色々な規模の会社があります。一人で経営されている個人事業や家族だけでされている場合は当てはまらないかもしれませんが、大半の会社には『組織』があります。
    会社組織一例
     会社は一番上に『会社方針』があります。会社としてのモットーとか、こういう心構えだ!とかです。企業のホームページなどで会社方針を掲載しているところが多いと思います。
     その会社方針の下に『会社全体の経営計画』があります。これは市場や顧客からのニーズをくんで、今期や来期もしくは〇年先までにはこうしよう!といった中長期の計画(戦略)を練ったものです。それが今度は各部門の長である部長におりてきて、『部の方針や計画』を定めます。それが課長に降りてきて「課の方針や計画」を定める...といったように縦社会の組織としてつながっているのです。

     仕事は上司からの指示に従ってやる内容や一定のルーティンワークであるもの、自部門内で発生した問題にあたることや、他部門および外部(顧客、仕入先、その他)からの要求などに対応するものなど多岐にわたります。仕事の内容によっては自分だけや自部門だけではなく、部門横断型としてプロジェクトを組んで他の部門の方々と連携して行なう仕事もあるでしょう。
     それらに共通することは、自分の手に負えないレベルだったり、どうやったら分からないことだったり、問題になったり、問題になりそうになったりとした場合に『上司や自部門の上の人』に『報告や連絡、相談をする』です。いわゆる『報連相』というやつです。

     ブラック会社にとって、これが実は曲者で、分からなかったり自分にとって手に負えないレベルだから上司に相談しているのに、相談した結果、「なあなあにされる」や「他の人やほかの部門に聞け」とか、「自分でやれ」とかといった場合があって、こうなってくると会社自体がブラック中のブラックで、その会社に勤め続けるのは危険な香りがしますが、ちゃぬまるのように特定の部門がブラックな場合は取れる対策があります。

     その方法とは、『組織に委ねる』です。
     なんのこっちゃ?と思われるかもしれませんが、会社全体がブラックな場合と比べて特定の部門だけがブラックな場合は、組織自体が一応体裁をなしていることが多いです。形だけというやつです。こういう場合、上司や上の人たちは彼らにとって都合が良い時は『組織が!』とか『一組織にいるんだから』とか使ってきます。
     これを逆手にとって、報連相をした際に『本来は上が何とかする事』を押し付けるんです。それで自分の手から離します。もし周囲や上司から「あの件はどうなった?」とか「あの件が滞っているようだが?」と指摘されても「それは先日、上司に報告したのちに上司預かりとなっていますので、上司の〇〇さんに聞いてください。」といったように、自分に向いていた周囲の矢印を上司に向けるのです。
    上司へ責任転嫁

     また、周囲の人たちは良い意味でよく見ておられるので、自分がブラックな部門で働いていることで、大変そうな状況になっているということは理解してもらえます。よって、他部門で自分の味方になってくれそうな人と仲良くし、いざとなったときに他部門の人たちに助けてもらえるようにしておくのも大事です。このときポイントは、他部門の役職が上の方です。特に自部門のブラックな人が課長だった場合、助けてもらう相手としては、他部門の部長などの上の方が良いと思います。

    3.逃げ道をつくっておく

     『1.無理なものは無理!』の項目のページで少し触れていますが、逃げ道をつくっておくということは大事です。
     自分にとってブラックだと思う会社に勤め続ける必要がある理由は何かを自問することから始めます。
     少し仕事で習った話を含めます。品質管理手法の一つで『なぜなぜ分析』というものがあって、それは今現在起きている課題が発生する理由は何かを『なぜ?』『なぜ?』と辿ることによって、課題が発生する真の要因(真因)を見つけるというものです。
     これをブラックな部門で勤めている自分に置き換えると...

     『ブラックな上司から理不尽な要求をされても断れない』⇒これが発生する理由は何か?

     『上司に嫌われるのが嫌だから』⇒なぜ嫌なのか?

     『自分に仕事が回してもらえなくなるのが怖い』⇒なぜ?

     『給与が減る。もしくは無くなるのが怖い』⇒なぜ?

     『今の会社でしか収入源が無いから立たれると生活が困窮する』⇒これが真因である

     という感じです。
     つまり、会社内において上司に嫌われたり、周囲の人たちから煙たがられるというのは、あくまで真因の途中経過のことであって、本当になんとかしたい真因ではないというわけです。
     ここで分かったことといえば、サラリーマンにとって会社に所属しているという事は、生活をする重要な資金を安定的に得られる状況ということで、この立場(安定的に労働収入が毎月特定の日に振り込まれる)を失いたくないというのが真因でしょう。

     それは裏を返せば、
     『生活できるだけの収入源が他にあれば、ブラック会社に無理して勤める必要がない』
     ということです。

     収入源が他にあるということは生活資金として余裕がありますし、いざとなったらブラック会社を辞めても大丈夫だ!と思ったら、心に余裕が出ますし、何より自分にとってブラック会社にとって精神的に上に立つ武器となります。

     『逃げ道』という言葉はなんだか負けている感じがして嫌だ!という人もいるかもしれませんが、人間余程精神的に強い人でない限り、いざというときに脱出口が無いと息が詰まりそうになり、やがてはそれが精神的にダメージを負うことになります。

     ですから『逃げ道をつくっておく』というよりは、『選択肢を作っておく』もしくは『リスク管理をしておく』という言葉に置き換えると良いでしょう。
    ちなみに『収入源を労働収入以外に得る選択肢』として世間的に色々ありますが、ちゃぬまるが考えているのは、『配当所得』『事業所得』『不動産所得』『雑所得』の4ケースです。
     ブラック会社に勤務している間、水面下でこれら労働収入以外の収入源を作る動きを着々と準備を進めるのです。家族には話して良いと思います。賛同を得て家族として一致団結して事に当たることが必要ですからね。でも、いくら親しい間柄といっても会社の人間には一切そういった動きをしていることは話さない方が良いです。話した相手からいつ何時ぽろっと情報が他の会社の人に明るみにでるかわかりませんし、話した相手が仮にあなたを蹴落とそうと思っていた場合、確実に会社に対して垂れ込みされると思います。

     話が少し戻りますが、ちゃぬまるが考えている他の収入源については別途記事でとりまとめて報告させていただこうと思います。
     

    【3】まとめ

  • 会社が一見ブラックでなくても、特定の部門がブラックということがある
  • 無理なものは無理ということを貫く
  • 会社の中で自分を守れるのは自分しかいません
  • 自分に向いていた責任という矢印を上司にむける
  • 逃げ道をつくることは選択肢を作る(リスク管理)ことにつながる
  • 労働収入以外の収入源をつくる動きを水面下で行なう
  •  今回の記事で触れた『ブラック企業』については下記の書籍も参考になります!

    HOME